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私は折紙関係者

 ふむ。
 「星」の作者、私は知っていたぞ。
 「東京コンベンションでいろんな人に聞いてみました」とのことであるが、私は訊かれなかったなぁ・・・

 というわけで、折紙関係者だと認識されていなさそうな私なのだが、今年も折紙探偵団コンベンションに参加してきた。
 その前後のことを含めて、というよりも前後のことを中心に、8月14日〜16日の出来事を振り返ってみる。
 
 明日から。
 たぶん。

新しいブログ

 このブログに目を通して下さっている数少ない方々に告知。

 「それは、マコトか?」は、この先放置しようと思っていますので、
 「これまた、マコトか?」という新しいブログを始めてみました。
 しばらくは、毎日更新できると思います。

 よろしくよろしく。

東横インが多すぎる(5)

 9時06分の電車で、熱海から三島へ。
 いつも空いている伊豆箱根鉄道のコインロッカーに荷物を収め、これから修善寺の紙切りの店へ行こうと思うが、その前に・・・。

 桃中軒の駅弁売場で「文士の玉手箱」を探してみる。
 この駅弁には紙切りの店の水口千令さんの作品が印刷されたしおりが添えられていて、それが欲しい。 
 南口の売店にはないようなので、入場券を買って新幹線のりばに入る。
 待合室にもない。 
 閑散とした時間のホームに上がり、3ヶ所の売店を探査したが目にすることが出来ず。
 今、空腹感は全くないので、売っていても困るのではあるが。
 目的の駅弁は見つからないが、その代わりに東横インを見つけた。
 あれ?こんなところに・・・
 桃中軒に売っていたのではない。
 天気のいい冬に綺麗な富士山が見える側に、東横インがそびえ立っていたのだ。
 三島に東横インはないはずなので、只今建築中か?ほぼ出来上がっているみたいだが。次に来る時までにオープンしていたら、ここに泊まろうと思う。

 駿豆線で35分、修善寺に到着。
 バスで修善寺温泉へ。
 時刻は10時40分。
 11時開店なのでまだ閉まっている紙切りの店を横目に修禅寺まで歩き、境内を一巡り。
 半年ほど前にテレビで見て「いつかここも訪ねてみよう」と考えていた修善寺彫の店にも行ってみる。こんなところだ。
 500円で好きな言葉を彫ってもらえる。
 「お姉さま大型化」と彫ってもらいたいところだが、口に出すには恥ずかしい言葉のような気がするので「おりがみ」と彫ってもらった。
 左手に持った竹をほとんど傾げることなく、右手だけを動かしてあっという間に彫ってしまうという凄い技術なのだが、出来上がったものを見ただけではその手際が伝わらないのが残念である。(その写真もこちら

 そろそろ目的の場所へ戻ろう。
 紙切りの店に近付いていくと・・・まだ閉まっているみたいだ。
 もう11時15分になっているのに・・・
 ん?
 扉に何か貼り紙のようなものがある。

 「本日、体調不良のため臨時休業

 う!
 呆然と立ちすくんだ。

 しかし、私は気持ちの切り替えが早い。
 他の楽しみを見つけなければ。
 
 ならば、鉄っちゃんだ!
 一瞬そう閃いたが、よく考えたら私は「鉄」ではないので、岳南鉄道に乗ろうなどとは思わない。
 ならば、お菓子なのである。
 以前、お姉さまからいただいた美味しいお菓子を買いに行こう。
 興津と静岡へ向うことにする。

 12時26分のこだま651号に乗り込み、12時55分静岡着。
 東海道本線で興津まで引き返す。

 さて、今回の旅の出発4日前に静岡で大きな地震が発生していた。
 そのニュースを知った時、私は思った。
 東京の後に静岡へ行くのは止めよう。 余震で鉄道ダイヤが混乱する可能性が高いし、それ以前に自分の身が心配になる。
 ところが、思ったほどの被害がなかったようである。
 何でも大袈裟に捏造してまで報道したがるマスコミを皮肉った『無い被害は見れぬ』宣言も出されている。
 そんなわけで、多少の不安を抱きつつもまぁ大丈夫だろうと昨日から静岡にいるのであるが、ここ興津は、特に大丈夫のはずである。
 興津はお姉さまの最寄駅なのである。普段から、このあたりの大地を踏み固めておられるであろう。きっと地盤は堅い。 

 興津駅前は閑散としていた。
 駅前の道を3分ほど歩いた先にあった展望用の歩道橋のようなものに昇ると、大きな海が見えた。大きな船も見えた。
 興津には、大きなものがよく似合う。
 大沢書店という店は、これで書店と言えるのかと思うような小さな店だったが。
 名物屋で田舎饅頭を購入。

 30分足らずの滞在で興津を離れ、再び西へ向う。
 清水で降りて、2年前に乗り残した新清水−県立美術館前を乗車して静岡鉄道完乗を達成しようかと閃くが、よく考えたら私は「鉄」ではないので、そのまま静岡駅へ。

 静岡で買いたいお菓子は「」であるが、それは帰り際に求めることにして、それまでの時間潰しに繁華街へ出てみることにする。
 となれば、2年前に侵入を阻まれた御大の奥さんの店「紙処 紙友館 ますたけ」へ行ってみよう。

 駅から15分ほどの道をひたすら歩くが、今日は暑い。
 修善寺と興津で歩いた疲れもあり、頭がぼんやりと何だか陶然としてくる。
 ますたけで、「折り紙上達の御守 黄金の御大像」でも勧められたら、言われるままに購入して後の支払いが大変なことになりそうである。
 気をしっかりと持たねばと自分を励ましつつ、伊勢丹の横を通り過ぎて、角を左に曲ると・・・

 ますたけのシャッターは下りていた。

 良かった、黄金の御大像を買わなくていい。
 ・・・・・・じゃなくて。
 そもそも、そんな怪しい商品はおいてないだろうし。

 「8月14日(金)〜17日(月)までお休みさせて頂きます」との貼り紙に、本日2度目の呆然となったのであった。
 臨時休業の貼り紙が多すぎた一日であった。

東横インが多すぎる(4)

 久しぶりの東京コンベンション参加は、とても楽しかったのである。
 翌16日の朝、講習二日目の会場へ行ってもいいなと思った。
 今日のお姉さまは昨日より大きいだろうか?
 昨日の北條さんは妙にかわいい髪型だったが、いつもあんななのだろうか?
 作品展示室で一つ一つの作品を熱心に撮影している木下翁とよく似たおばさんがいて誰だろうと思ったのだったが、今考えると、あの人は木下翁と似たおばさんではなく木下翁本人だったような気がする。年齢を超越してお元気な翁は今や性別をも超越してしまったのであろうか、確認せねば。
 ・・・と、いろいろ興味が尽きないが、しかし当初の予定に従って、本日は東洋大学へ行かない。

 東京国立博物館へ行った。
 平常展で、初代宮川香山の「褐釉蟹貼付台付鉢」や高村光雲の「老猿」の大きさに驚き、風景版画家と認識していた吉田博の油絵「精華」のインパクトの大きさに感じ入り、お姉さまが大きくなかった失望を補った。
 その後、神保町で東京堂書店と書泉グランデを覘いて、東京駅から12時03分発熱海行きの東海道線グリーン車に乗った。
 休日のグリーン車は料金が安く、空いていて快適である。
 13時58分熱海着。
 14時13分の伊東線に乗換え、伊豆急下田には15時39分の到着。

 5ヶ月ぶりの下田である。
 ロロ黒船で黒船やきとどら焼きなどを購った。
 この店のどら焼きは非常においしい。特に「餅どら サスケハナ」というのが美味い。
 著書で「どら焼きのうまさの決め手は、あんこと皮にあると思う」と強調している芝田山親方にも是非ここを訪ねてご賞味いただきたいと思う。「あんこ」も「皮」も絶賛されるであろう。どら焼きにあんこと皮の他に何があるのか知らないが。
 平井製菓に、夏にはない季節限定商品のはずの「牛乳あんパン」の幟がはためいていて、不思議に思い店内を窺うと、それが並んでいる。
 通年販売になったらしい。
 ならばとそれも買い、19時01分発で下田を後にした。

 結局、熱海と伊豆急下田の往復運賃3780円を使って、お菓子を買うためだけに下田に来たことになる。
 でも、それだけではない。
 言葉にできない不思議な魅力が下田にはある。
 店を商う人には痛し痒しの静かさ
 11月に、また帰ってこよう。

 この日は、熱海の東横インに宿泊。
 6300円だと思っていたのに、「4410円になります」
 ???
 全く知らなかったが、日曜・祝日割引キャンペーン実施中なのだった。
 (更に続く)

東横インが多すぎる(3)

 白山駅から東京都地下高速電車に乗り・・・いやそんな堅苦しい正式名称など誰も口にしないから・・・うむ、都営地下鉄三田線で大手町まで行き、東京駅まで地下通路を歩いた。
 コインロッカーから荷物を取り出し、総武線ホームに降り、馬喰町駅へ。 
 
 ようやく地上に出た。
 これから、予約してある東横イン日本橋馬喰横山というホテルに向うのであるが、家屋面積や仏壇は東京より富山が大きいが、街の規模は東京の方が遙かに大きく、夜の交差点で私は途方に暮れた。
 東横インは、どっちの方向だ?
 ホテルのサイトから印刷してきた簡単な地図を持っているが、目印になるらしいみずほ銀行が見えない。
 近くにセブンイレブンが見えたので、そこで買い物をして手許の地図を見せ、「この東横インはどのあたりでしょう?」と尋ねた。
 親切な店員さんが、店内に貼られていた周辺住宅地図を示し、「こっちへ進んで左に曲ったところですね」と教えてくれた。
 反対方向に来ていたようだ。
 来た道を引き返し、先程の大きな交差点に戻った。
 ここを左か?
 もう少し直進だったような気もするけど。
 赤信号で止まり、左を見ると、向うに青く光る大きな東横インのネオンサインが見える。
 おぉ!
 あんなに目立つのに、どうしてさっきは気付かなかったのだろう?

 さて。
 どこかの国に「夜逃げ者の包みは大きい」ということわざがあるそうだ。そんな欲張りだから事業に失敗するのだと。
 私は自分が欲張りだと思わないが、今、荷物の重さに挫けそうになりながら東横インに向っている。
 何故にこんなに重いのかと考えたら、コンベンション会場で、世浪健さんからいただいた信用組合の機関誌『信用組合』10冊がバッグの中にあるのだと思い出した。
 表紙が本仮屋ユイカさんなのである。(写真はこちらで見てね)以前から、仕事の関係で入手した世浪さんに「それをいただけませんか。下さい。与えなさい。譲れ。寄こせ」と穏便丁寧にお願いしてあったのである。
 ユイカさんが原因の重さであれば我慢するしかない。
 しかし、それにしても、ちょっと遠くないか?
 ネオンが見えているので距離感がないが、もう7〜8分は歩いていると思う。馬喰町駅から徒歩3分のはずなのだが。
 それでもどうにか(光っていない)看板も見えてきた。

 東横イン日本橋浜町

 違うがな。
 東横イン日本橋馬喰横山A1はどこですか?
 予約の際、日本橋ナントカというホテルがいくつもあって、どれが一番便利だろうかと検討したのだったが、東横インさん、日本橋周辺にホテル作りすぎであろう。

 間違えたホテルに入って私の行きたいホテルはどこですかと訊こうかとも思ったが、地図を見直すと、三叉路にあるミニストップが目印になって目的地が判断できた。
 結局30分ほど歩き回った末、ホテルにチェックインできたのだった。

 (まだ続く)